初心者にも簡単な巡りルールと手順

神社と寺共通の巡りルールと手順

共通ルール

１.境内・聖域の入り口で、脱帽して（日傘も閉じて）一礼

２.聖域であることを意識し、大声で騒がない。

３.境内・聖域から出る時も、脱帽して（日傘も閉じて）一礼する

お賽銭について

硬貨の中で10円は遠縁（円を遠ざけるという意味）があるので好ましくない。

さらに、金融機関への硬貨の入金に手数料の関係のため、少額小銭での賽銭は、遠慮してほしいというのが寺院側の本音のよう。

とはいえ、年間何度もお参りをする場合には、毎回札でのお賽銭は難しいので、「百の縁を結ぶ」という縁起のよい『100円』を推奨する。

神社の巡りルールと手順

神社巡りの手順

１.鳥居、境内・聖域の入り口で、脱帽して（日傘も閉じて）一礼

参道はの真ん中は、神様が通る場所と呼ばれているので、真ん中を開けて歩く。左右に関しては、真ん中でなければ大丈夫としているが、神社によってルールが決められているところもある。例　伊勢神宮

２.手水舎では、両手と口を清める。

清め方の手順

１.手水舎の前で軽く一礼。
２.右手で柄杓（ひしゃく）をとり、左手を清める。
３.左手に柄杓を持ち替え、右手を清める。
４.右手に持ち替え、左手に水を受け、口をすすぐ。
５.左手をもう一度清める。
６.両手で柄杓を持ち、水をすくう部分をあげて持ち手の部分も清める。
７.手水舎をでる時、軽く一礼。

３.神前に進み、賽銭は静かに納める。

４.鈴は一、二度軽く鳴らす（設置されている場合のみ）

５.神前に進み、姿勢をただし二礼

６.胸の高さで両手を合わせ、二拍手

　拍手は、柏の葉のように（右指先を少し下にずらし)指を揃えて打ち合わせる。

　この時に、神様に敬意を表し、願いを込める。

　願い際には、住所と氏名、感謝、願い事の順に心中で伝える。

７.あらためて姿勢をただし、一礼

　神社での参拝方法は、全国的に二礼・二拍手・一礼が基本。ただし、出雲大社は「二礼四拍手一礼」というように、異なる場合がある。

寺院の巡りルールと手順

寺院巡りの手順

１.山門、境内・聖域の入り口で、脱帽して（日傘も閉じて）合掌・礼拝

神社と異なり、真ん中を歩いても大丈夫なところが多いです。ただし、参拝の人数が多いときは、片側通行となることもある。

２.手水舎では、両手と口を清める。

清め方の手順

１.手水舎の前で軽く一礼。
２.右手で柄杓（ひしゃく）をとり、左手を清める。
３.左手に柄杓を持ち替え、右手を清める。
４.右手に持ち替え、左手に水を受け、口をすすぐ。
５.左手をもう一度清める。
６.両手で柄杓を持ち、水をすくう部分をあげて持ち手の部分も清める。
７.手水舎をでる時、軽く一礼。

３.本堂入り口で、合掌・礼拝をして堂内に進む。

４.本尊前にて、合掌・礼拝をする。ろうそく・線香または焼香・お賽銭をお供えし読経・祈願の後、最後にもう一度、合掌・礼拝をする。

　神社と異なり拍手はしない。

合掌・礼拝の仕方

１.堂の前についたら、まず45～90度の礼。
２.賽銭箱に喜捨をする。
３.鰐口（わにぐち）を鳴らす。
４.姿勢を正し、目を閉じて、静かに胸の前で手を合わせます（合掌）。
（数珠を持っている場合はこのときに手にかける）
５.お願い事を伝える。
　寺院によっては、このときに題目や真言を唱えます。
６.合掌したまま45～90度の礼をする。
７.本堂を離れる。

唱える題目や真言については、下のページで詳しく説明。

真言について

御朱印のもらい方のルールと手順

１.参拝を済ませてから授与所（御朱印受付）へ

２.御朱印帳を開いて渡し、初穂料（300～500円程度）を納める。

　伊勢神宮のように初穂料はお気持ちとしている神社もある。その場合も、他の神社と同様に最低300円は納めるルール。

　また、寺社によっては、書置きの御朱印もある。その場合は御朱印帳は必要ない。また、寺院によっては、半紙での御朱印をいただける。また、それぞれの寺社オリジナルの御朱印帳がおいてある場合があることが多い。

３.受け取ったらお礼を言う

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