ヤマタノオロチ

古事記によると、高天原を追放された須佐之男命（すさのおのみこと）は、出雲国の肥河の上流の鳥髪の地におりたった。すると、川上から箸が流れてきたので、人が住んでいるだろうと考え川をさかのぼると、一人の娘を真ん中にして泣いている老夫婦に出会った。その夫婦は大山津見神（伊邪那岐命・伊邪那美命が神産みの時にうまれた山の神）の子の足名椎命と手名椎命であり、娘は櫛名田比売（稲田姫命）（くしなだひめ）といった。

須佐之男命が老夫婦に泣いている理由を尋ねると、老父は「私たちには八人の娘がいました。でも毎年、山からヤマタノオロチが降りやって来て娘を一人ずつ食べていったのです。今年もヤマタノオロチが来る時期になり、最後に残った櫛名田比売も食べられてしまいます。それが悲しくて泣いているのでございます」と答えた。

★　★　★

須佐之男命は、櫛名田比売（稲田姫命）との結婚を条件にヤワタノオロチ退治を請け負った。

まず、須佐之男命は神通力で櫛名田比売の形を変えて、歯の多い櫛にして自分の髪に挿した。そして、足名椎命と手名椎命に、強い酒と8つの門を作り、それぞれに酒を満たした酒桶を置くように命じた。準備をして待っていると八俣遠呂智がやって来て、8つの頭をそれぞれの酒桶に突っ込んで酒を飲み出した。

ヤワタノオロチが酔って寝てしまうと、須佐之男命は剣で切り刻んだが、尾を切ると剣の刃が欠けた。不思議に思い尾の中を見ると大刀が出てきた。それが草薙の剣である。

草薙の剣

★　★　★

関連リンク

• 須佐之男命
• 大山津見神　神産みによって創られた神
• 草薙の剣

ご旅行の参考になりましたら↓

にほんブログ村

旅行・観光ランキング

★　★　★

絶版・品切れ本を皆さまからの投票で復刊させる読者参加型のリクエストサイト
復刊ドットコム

介護保険で対応できないあらゆる介護ニーズ オーダーメイド介護サービス【イチロウ】

★　★　★

ヤワタノオロチの絵本

4 コメント